自分を持っていれば、友達はいらない。

今でこそクリエイティブ業をメインとする
複業で生計を立てているわたしですが

 

かつては、安定と言われる
国家資格を持った医療従事者

しかも、勤務先は国立の大学病院でしたから
準公務員でした。

 

当然、離職するときや
医療現場を離れた新天地でわたしの経歴を知った人からは

まるで脊髄反射のごとく口を揃えて
「もったいない」と、散々言われてきた。

 

 

だって、意味わかんないよね。

旧帝大を卒業して、国家資格を取って
収入も普通のサラリーマンより恵まれていた人が
突然フリーターになるとか。

わたしが逆の立場だったとしても、
「え、なんで?!」って、絶対突っ込みたくなる。

 

 

自分自身も、安定した立場を捨てるのは
全く怖くなかったわけでは、決してない。

 

だけど、それ以上に、医療現場で働いている中で
思うことがたくさんあったから、できたこと。

自分の肌身で感じて下した決断だから
誰のお咎めもお説教も、いらない。

 

わたしは何の考えもなしに飛び出すような性格ではないのに
何の考えもなしに「もったいない。これからどうすんの」という言葉を放ってくるだろうことは目に見えていたし

お客さんになってくれるでもない、
創業資金を融資してくれるでもない「他人」
わざわざ重たい説明や事業計画をする意味も感じられなかったので

 

わたしは、
これまで付き合っていた一切の人と、縁を切りました。

 

 

それまでありがたいことに、友達には恵まれていたのだけど

罪悪感を感じながら
「今どうしてるの」という連絡を全て無視

それでも「わたしは特別だよね?」というニュアンスを匂わせる連絡が来るので
メールアドレスを変え、LINEのアカウントも消去した。

 

 

 

それからしばらく
アルバイト生活をしていたのだけど

新しい場所でも、
自分の経歴をひたすら隠して生活してきました。

 

 

幸い、働くたびにバイト友達ができて

見た目が幼いこともあってか
一緒に遊んだり冗談を言ったりできるような仲にはなったけど

学歴は聞かれても絶対に言わなかった。

 

 

だって、引くでしょ。

バイト仲間が実は国立大卒で、国家資格持っていたら。

 

(だけど大抵は、履歴書に書くと
ほかの仕事仲間にもいつの間にか言いふらされてバレるんだけどね。)

 

そして、友達を作りにきたわけではないので
彼らが過度に馴れ馴れしくなってきたら
距離を置くようにしていました。

 

 

 

他にもいろいろ言ってくる人はいて
特に、主婦パートのおばちゃんからは

「独身なら、フルタイムで働いたら良いのに!!」
よくお節介を言われた。

 

 

 

ひたすら「国立大卒、国家資格、医療従事者」という
言えばもてはやされるステータスを
ひた隠しにしてきた。

 

 

最初、わたしのことを超上から目線で見下して接してきた人が
何かのきっかけで学歴を知った途端に
絶句して震え上がる人もいて
(べつにそんなものすごい経歴ではないけれど
きっとその人が予想していた経歴とのギャップがすごかったのだろう)

 

 

わたし自身の中身はなーんにも変わらないのに
人って、ステータスばっかり見ているんだなー

と、とても感じた起業準備期間でした。

 

 

実際、それまでの人と縁を切って数年過ごしても
なにも困らなかった。

わたしは幸い、ひとりで行動できるタイプで
「寂しい」ともほとんど感じない内向的人間なので

誰かと会話したいとも思わなかった。

 

むしろ、
誰かと会話する=脱サラしたことを責められる、無謀だと心配される
この図式が成り立って人間不信になっていたので、
誰とも会話しなくていいのはとても快適だった。

 

 

「心配」と口々に言ってくる人だって
具体的になにかしてくれるわけでもないしね。

あなたの「心配」という勝手な感情をわたしにぶつけないでほしい、と
むしろ腹が立って仕方なかった。

 

事実、わたしのフリーター生活を根掘り葉掘り聞いておいて
食事はワリカン、みたいなね。笑

結局は「メシウマ」な人の苦労話が聞きたかっただけなんだなーと
自分の時間と交際費をそこ(人の勝手な「心配」を安心させてあげること)にかける価値はないと思った。

 

退職した時にお餞別を包んで下さった方が一人いて
その方だけには、近況を報告していたな。

 

 

 

独立起業は、
誰かと足並みを揃えていないと不安、という人には絶対におすすめしない。
(女性に多いよね。)

 

人の反対や批判に屈しないしぶとさ

または、それがないのであれば

1年以上、誰とも会話をしなくても平気な一匹狼

 

 

どちらかである必要があると思っている。

よく、「誰に何を言われても平気な、ちょっとイッちゃってる人(前者)が意外と成功する」と言われたりするけど
それも一理あるなぁと、最近になってとても思います。笑

 

わたしはそれが無理な小心者の後者で
子供のころから一人で部屋にこもってコツコツ何かに没頭する子だったので
それがよかったなぁと、過去の自分に感謝している。

 

 

*後日談*

最近はようやく事業の大枠ができてきたので
SNSにたまーに近況を小出しにしていますが

「生存確認できてよかった」というコメントばっかりで心底うんざりした。

 

わたしが生きているかどうかなんて、もはやあなたに関係ない。
それとも、お香典用意しなくてよかった~、ってことかしらね。笑

生きていても、大して影響し合える仲でもない人に
口なしになってから葬式に来て、お悔やみの言葉なんか掛けてほしくない。

縁切っておいてよかったな、と感じました。

 

 

 

 

自分の意志をもって行動できる自立した大人ならば
正解を確認し合うような友達は、必要ないと思うのです。